杜の日々

好きな本や日常、創作について

オカルト・ホラー好きにオススメしたい漫画特集

昨日、東北怪考さん主催の怪談イベント「東北怪考 眩暈」に参加して来ました!

「都市ボーイズ」はやせさん、T-1グランプリに出場が決定している木根緋郷さん、吉田悠軌さん御三方の怪談どれもゾクリとしましたし、あっという間に時間が経ってしまうくらい惹き込まれるものばかりでした。

▼東北怪考Twitter

▼都市ボーイズTouTubeチャンネル

▼木根緋郷さんTwitter

▼吉田悠軌さんTwitter

元々オカルトやホラーが好きで、好きになったきっかけも今は無き伝説のホラー漫画雑誌『ホラーM』『サスペリア』でした。(世代がバレそう…)
そこで今回は最近注目しているオカルト、ホラー漫画を紹介していきたいと思います!

『生きてるうちに推してくれ』
トクサツガガガ』の丹羽庭先生最新作『生きてるうちに推してくれ』霊が見えちゃうアイドル×見えないけど払える坊主の凸凹コンビのコメディ!
ドラマ『TRICK』みたいな男女の凸凹で奇妙なギャグ要素好きな方に刺さりそう。
第1巻が1/12より発売中です。
▼試し読み

スサノオくん』
京都に住む小学生が神様と大冒険する物語です。作者のロビンやすお先生ご自身の不思議な体験もエピソードの中に織り交ぜてあるそうです!
第1巻が1/6より発売中
▼PASH UP!にて連載中!

『僕が死ぬだけの百物語』
少年・ユウマがあることをきっかけに百物語を始めていくホラー漫画。
ユウマ自身がホラー体験をする訳ではなく、ユウマが話す百物語の内容が漫画になっているというスタイルで、作者の的野アンジ先生の絵力の強さでゾワゾワします。
百物語が終わったら、ユウマが一体どうなるのかも気になります。
▼サンデーうぇぶりにて連載中

『コワい話は≠くだけで。』
SNSで話題になって読んで見たのですが凄い好みのホラー漫画でした。
漫画家が一般の方が経験した恐怖体験を漫画にするという構成なんですが、可愛い絵柄とホラーの場面での絵柄の使い分けが絶妙に巧く、恐怖心をより強くさせます。
▼コミックウォーカーにて連載中

個人的に三木有先生が少年ジャンプにて掲載した読み切り「あいつはオカルト」もかなり良かったです!
オカルト系YouTuberのお話です。

2022年のライターとしての実績

自分自身の振り返りも兼ねて、昨年の実績をまとめます。

合同会社「ネゴト」のライターとしての実績

主に電子書籍「ebookjapan」様のコーナー内でのレビュー及びインタビュー記事の寄稿がメインでした。
▼ebookjapan「ニュース&トピックス」にて公開中のレビュー及び特集一覧
『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』

『顔だけじゃ好きになりません』

『北極百貨店のコンシェルジュさん』

ダンス・ダンス・ダンスール』

『加賀谷次長、狙われてます!』

おすすめタテヨミ作品特集!ドキドキな魅力が溢れる3作品を紹介!

『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』

『猫将軍ツナヨシ』

『女子高生に殺されたい』

『転がる姉弟

色んな作風目白押し!オススメ読み切り短編集5選!

また、大阪吉本の芸人「つじくん」さんと共に漫画家の方々へインタビューする機会を持てました。
インタビュアーとしての経験がまだまだ浅い為、メインでつじくんさんが作家へ質問をしている様子を拝見してとても助かりましたし勉強になりました。
今年も一緒にお仕事出来たら嬉しいです。
▼つじくんさんとのインタビュー記事

【マンガ大好き芸人・つじくんの突撃インタビュー!】『反逆コメンテーターエンドウさん』洋介犬先生編

【マンガ大好き芸人・つじくんの突撃インタビュー!】『音盤紀行』毛塚了一郎先生編

【マンガ大好き芸人・つじくんの突撃インタビュー!】『言葉の獣』鯨庭先生編


WEBメディア「ウラロジ仙台」のライターとしての実績

2022年は仙台市からのクライアントワークに携わったり、ウラロジ仙台主宰のイベント等初めてのことが多く慣れず右往左往して迷惑をかけた場面が多々ありました…。

東北初のブレイクルームでストレス発散!「Final Attack」で破壊してみた【仙台市青葉区・小田原】

【宮城マスター、一直線!】宮城県美術館で芸術鑑賞&佐藤忠良先生の作品を学ぶ!

2022年も仙台七夕まつりを10倍楽しむ七夕飾りの豆知識!【宮城マスター、一直線!】

【前編】青葉通・仙台駅前で焚き火しようぜ!<まずは仙台たき火ティーと秋保で焚き火体験>

【後編】青葉通・仙台駅前で焚き火しようぜ!<許認可への道のり 仙台たき火ティー

【活躍びと】ARABAKIや10-FEETのアートワークを手掛けるアーティストが仙台に!?【FILE4:アーティスト・中川和寿】

【五感をフル稼働】9/23(金)スタート!青葉通仙台駅前エリア社会実験「MOVE MOVE」に向けて予習してきた!〜MACHITO SENDAI 第三弾 in bar allegro編〜

【県制150周年】第12回 宮城マスター検定 試験問題を振り返る

【2022/5/23追記】ロックフェスシーズン到来!フェス好きにオススメしたいマンガ紹介

ARABAKI ROCK Fes、JAPAN JAM等、日本のロックフェスが賑わいを戻しつつありますね。

筆者はここ久しく行けていません…涙

体力の限界…!

 

なので気分だけでもフェス感を味わいたい!という時に読みたいマンガを紹介したいと思います。

 

▼『BECK

言わずと知れた名作ですね。

どこにでも居そうなパッとしない男子中学生・コユキが帰国子女の青年・竜介と出会ったことをきっかけにギターを始めバンドマンとして成長していく物語。

バンドとして動き出すまでの描写は割とスローですが読み出すと最終巻の34巻まであっという間に感じます。

ライブハウス行脚の様子も描かれていますが、フェスの描写がふんだんにありその場の空気を味わえます。洋楽ベースなのでモデルになってるフェスはサマソニとかフジロックあたりでしょうか。

楽器の演奏シーンや楽器の細かい描き込みも個人的に好みです。

最終回のフェスのエピソードは本当に泣けます。

 

▼『日々ロック』

こちらも名作ですね。

BECK』同様にパッとしない男子高校生・日々沼がギター1本で一人で活動していて

からバンド活動へ変化していく成長譚です。

作品の方向性は『BECK』と同じですが、こちらの方がより泥臭さ、汗臭さといった熱気を孕んでいて、ジリジリと胸を焦がしてきます。

サンボマスター好きな人にオススメしたい!

最終回のネタバレになりますが、『日々ロック』が最終回を迎えた時期に『四月は君の嘘』も最終回を迎えており同じような展開でダブルでショックと涙が出た思い出があります…。

 

▼『音楽と漫画と人』

この作品は音楽雑誌「音楽と人」で連載されていた短編集で、フェスに関するエピソードが多いという訳では無いのですが音楽を生み出す人、音楽を好きな市井の人々(&漫画に関する人)に焦点を当てたヒューマンドラマが多いのでライブ映像や音楽と共に読んで欲しい一冊です。

▼『ぐるぐる音楽祭』【2022/5/23追記】

フェスを題材にした櫻井リヤ先生の作品。フェスに参加する人達の目線で描かれた読み切り形式で読みやすいです。

個人的に櫻井先生のマンガは『仮スマ』が凄い好きなのでそちらもオススメです!

 

 

他にも読んでいるバンド漫画は色々あるのですが、まだ最新話まで読み終えていないものが多いので今回は完結してる作品にしましたが、王道過ぎですね…。

あと久しぶりにブログを書くのでリハビリに文章を短めにしたからというのも原因です…。

夏フェスシーズンまでにもっと漫画熟読したい!

オススメのバンド漫画あれば教えて欲しいです!

そして最近のロックバンドも詳しくないのでバンドも教えて下さい。

 

個人的にここ最近ずっとハマっているバンドは「夜の本気ダンス」です!

いつかライブに行きたい。楽曲も良いし米田さんの歌声が堪らない。

 

www.youtube.com

 

アマチュア棋士の再生と奮闘を描いた『リボーンの棋士』堂々完結!アツい名セリフ紹介!

奨励会に所属しプロ棋士を目指しながらも年齢制限により断念したフリーター・安住がアマチュア棋士として再び将棋と向き合い戦う将棋マンガ『リボーンの棋士』がついに完結を迎えました!

 

 

作中に描かれた数々の対局と名セリフに心を掴まされました。
その中で熱いと感じた名セリフを紹介します!
セリフと共に作品を振り返ってみましょう。

「本当に好きで 好きで好きで好きでやり続けたら、 成れるんじゃないかな。」

 

プロ棋士の夢破れアルバイトに明け暮れる主人公・安住が役者を志すバイト仲間の森に言った言葉。
森の年がちょうど年齢制限と同じ26歳というのもあり、過去の自分への投影の言葉にも見えますが、本当に好きなものがある安住だからこそ言える言葉に重みを感じられます。

「まだくたばってたまるか!!」

 

挫折によって将棋から離れ、生きている意味はもうないのではないかと自問する安住がある日一晩懸けて将棋に触れ、将棋への想いを再び認識した瞬間。
将棋が原因で死んだ様に生きていた安住が、再び将棋と共に生きると宣言する名シーンです。

「他人は...たとえ親でも、自分の人生の責任を取ってはくれないんだよ。」

 

マチュア最強と呼ばれる片桐の、プロ棋士を目指すか悩んでいる少年・川井への言葉。
かつて自分自身も子供の頃にプロを目指すも父親に反対され断念した過去がある彼が少年に自分自身が後悔しないことを伝え、大人として未来の可能性を広げました。


「今調子乗らねぇでいつ乗るんだよ。調子いいときはとことん乗らねえとダメなんだよ、このまま一気に上に行くぜ、俺は。」

 


安住と奨励会の同期でプロ棋士になった加治の若かりし頃、仲間に「連勝が続いて調子に乗ってる」と言われた時に言い返した言葉。
あと1年で年齢制限が来てしまう安住に𠮟咤激励する気持ちも込めて叫んだこの言葉は、プロになる人に必要な気概だと思います。


「俺は将棋にすべてを捧げたのに、まだ何も返してもらってない。ただ失っただけ…見返りはもらう。」

 


「僕も早くプロになって…先生に恩返ししたいです。」


安住が奨励会生だった頃の師匠・伊達への一言。
師匠に勝って越えることを「恩返し」と呼ぶことをこの作品で初めて知ったと同時にとても良い表現だなと感動を覚えました。

「俺はまだやれる。」


病気により心身の衰え、安住の奨励会退会等の経験から勝負師ではなく将棋感全体を見渡す存在となり熱の籠った勝負をしなくなっていた伊達が、安住と久々に対戦しプロ棋士として情熱の火が再び灯った瞬間。
師弟対決が静かに熱く繰り広げられた印象深いエピソードです。

「私から見ればあなただって…将棋に選ばれた特別な人だと思いますよ。」


天才高校生・五十嵐に、実力も将棋への想いも劣っていると感じ打ちひしがれている安住への、どんな時でも常に将棋のことを考え続けていた姿を間近で見ていたからこそ言える森のエール。
ずっと好きなもののことを考え続けられることも才能なのかもしれません。


「彼は将棋に必要なすべてを持ってるけど、唯一挫折の経験だけがないんです…でも、どんな天才も一生 勝ち続けることはできない…大事なのは負けた時、どう立ち直るかです。」

 

「今さら天才に生まれ変わることなどできない。何度負けても…叩きのめされても…そのたび、再生して自分のまま強くなるしかないんだ。」

https://alu.jp/series/%E3%83%AA%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE

 

 

マンガのテーマ曲を考える『数学ゴールデン』編

マンガに合うイメージ曲を考えるのが好きなマンガ情報アプリ「アル」のライター・花です。
前回『テロール教授の怪しい授業』に合う曲を紹介しました。

今回はマンガ『数学ゴールデン』の個人的イメージ曲を紹介させて頂きます。

 

 

▼『数学ゴールデン』について
名門私立高校ロイヤル高校に落ちた主人公の男子高校生・小野田春一は公立校で数学オリンピック優勝を目指す事を宣言。
そんな彼の目の前に現れた同級生・七瀬マミも同じく数学オリンピックを目指し独学で数学を学んでいる様子。
秀才・春一がどこか癖がありながら自分には無い数学センス・数学を楽しむ姿勢を持つ天才・マミに劣等感を抱きながらもライバルとしてアツくなりながらお互い数学オリンピックに向けて切磋琢磨する青春数学マンガです!

そんな作品に自分が合うと思ったのはこちらの曲

ずっと真夜中でいいのに。「お勉強しといてよ」
https://www.youtube.com/watch?v=Atvsg_zogxo

タイトルがまんまじゃん!と思うかも知れません笑

ポップな曲調がマミの自由奔放な雰囲気を、切ないメロディが春一の苦悩、春一とマミに数学オリンピックの指導をする筧の過去が織り交ざったり藻掻いて格闘する風に感じ取れるんです。
また所々の歌詞のフレーズ

想像が無限大・魅力的なので
意味わかんない言葉にも期待していい

がマミっぽく

ファンキーな直感で
今日の歌だって変わってゆくなら
そんな理由で飛び込んでみたいけど
ただ泣きたくて謀っといて
集めちゃった感情参考書です
お勉強しといてよ解いといてよ

は正に春一っぽいなと思いました!

また今度もマンガのイメージ曲を紹介したいです。
ずっと真夜中でいいのに。は『さんかく窓の外側は夜』の劇場版テーマ曲の
「暗く黒く」もオススメです~!
作品の世界観が正確に描かれています。

 

 

マンガのテーマ曲を考える『テロール教授の怪しい授業』編

私はマンガを読む時に「このマンガにはあの曲が合うなぁ」と考えるのが好きです。

「アル」で記事を書く際も、その作品に合うBGMを、完成するまでリピートして聴きながら作業しています。

今まで書いた記事とその作品のイメージ曲を紹介します。

『テロール教授の怪しい授業』

 

 

大学でテロ、テロリストについて学ぶゼミに半ば強制的に入る事になった新入生達を描いたマンガ。

タニタツヤさんの「悪魔の踊り方」の歌詞に

思考を休めるな 脳みそを回せ
完璧で間違った踊り方を教えてやるから
何十何百何千何万回学習しなさいな

という箇所があります。

『テロール教授の怪しい授業』自体も「思考停止せずに考えて学べ」をテーマにしており正にマッチしてるなと感じるのです。

今後も自分なりのマンガのイメージ曲を紹介していきます。

 

向田邦子とよしながふみと仙台

長年、私はよしながふみ先生の作品を愛読している。

そして読んできた作品の中で結構な割合で「仙台」という単語を目にする。

西洋骨董洋菓子店

 

『フラワー·オブ·ライフ』

『1限めはやる気の民法

の作品の台詞で登場する。

また、『きのう何食べた?』では、主人公のシロとケンジが偶然かもしれないが仙台と同じ旧暦(8月)に七夕まつりが開催される阿佐ヶ谷に住んでいるのだ。

何故よしなが先生は「仙台」という単語を用いるのか長年の謎であった。

しかし最近、糸井重里さんとのインタビューの一文を読みなんとなく理由がわかった。

インタビューにてよしなが先生は

たとえば山田太一さんの『日本の面影』は
10歳ぐらいのときに初めて見たんですけど、
夢中になっちゃって。
ビデオもない時代でしたから、
再放送をもう1回食い入るように見て。
そしてついに家にビデオが来たときに、
何度目かの再放送を録るみたいな感じで
また、見たりとか。
そして向田邦子さんの、
お正月とか年末にやってたシリーズとかも。
現代もので家族を描くときに、
たぶんそのお二人の影響があると思います。

と話している。

「父の詫び状」で有名な作家·向田邦子先生。

タイトルである「父の詫び状」は、元々はドラマ脚本ではなく、彼女が仙台で暮らしていた時代の幼少期の父との思い出を綴ったエッセイである。

よしなが先生は向田先生へのリスペクトとして仙台を用いているのではないかというのが個人的見解になるが、もし具体的な理由を知っている方がいれば教え頂きたい。

向田先生が仙台出身という理由でも十分納得出来るが、よしなが先生が個人的に仙台が好きだったなら嬉しいと思う。

もしいつか、よしなが先生が仙台を舞台にしたマンガを描いたなら是非読みたい。