アルのライターになる前の話・後編
マンガ情報アプリ「アル」と出会う少し前の時期、あることがきっかけでマンガのコマのスクショ投稿の著作権について考えていました。
そのきっかけというのが、天才ハッカーとエンジェル投資家のマンガ『王様達のヴァイキング』が、地元の宮城県警のサイバー課の求人募集の広告になったこと。
▼当時のコラボポスターの画像は公式でPDFダウンロード出来ます。
このことで、サイバー事件をはじめ、改めてネットリテラシーについて考えるようになり、マンガのコマのスクショやテレビ番組のスクショをアップしたり、それを利用したツイートに反応することを控えるようになりました。
けれど、名台詞や名シーンのコマを皆にみせて布教したいという気持ちは勿論あり、いつかそんなサービスが出来て欲しいと願っていたところに出来た「アル」。
出版社に許可を得てコマ投稿を可能にしているこちらのサービス。
しかし、実は一番最初に抱いた印象は「本当に許可を得てコマ投稿しているの…?」でした。
漫画村問題などがあった頃だっとのと、私はIT業界に明るくなかった為、けんすうさんがどんな方か全く知りませんでした。
そんな私が何故アルを利用するようになったかというと、コマ投稿についてスピリッツの編集部員である山内菜緒子さんが関わっていると明言されていたからです。
インタビュアーである木村俊介さんの著書「漫画編集者」にて山内さんのインタビューを読んで以来、ずっと尊敬して憧れている方が携わっていると知り、安心して利用出来るサービスなんだとわかりました。
しばらくいちユーザーとしてアルを利用した後に、コンクールが開催され私は『猫で人魚を釣る話』を題材にした感想文を書き応募しました。
その記事が入賞したことと、しばらくしてライターの募集をされているのを見て、自分の文章で好きな作品を語り、知らない人に興味を持って貰いたいという気持ちでライターに応募し、現在に至ります。
(余談ですが、『重版出来!』のトークイベントが開催されて東京に行く前日にアルのライター採用の連絡が来て、トーク会に出演されたいた山内さんにお手紙でこっそりそのことを書きました。)
原作ファンでもあり色々と思い入れのある作品『王様達のヴァイキング』のレビュー記事で、ライターとしてデビューしました。